プロ野球選手の藤浪晋太郎さん(投手)は、25年1月にマリナーズとマイナー契約を結び、マリナーズ傘下タコマ・レイニアーズでプレーしていました。
直近8試合は連続無失点と調子が上向いていたましたが、6月17日に自由契約となり、日本に帰国されるとの事で、DeNAが獲得に向けて動いていると報道があり話題になっています。
藤浪投手はイップスと呼ばれる病に悩まされていて、投球が安定しなく、不調でノーコンと言われています。
今回は藤浪投手のイップスの原因について、またノーコンの原因が黒田さんと言われていますが実際どうなのか徹底調査致しましたので、最後まで見て行って下さい。
藤浪晋太郎のイップスでのノーコンは黒田選手のせではない!

藤浪投手はイップスになられかなり苦悩されています。
そして黒田選手のせいと言われているイップスでのノーコンについて調査致しましたので見て行きしょう!
イップスとは?

イップスは、過度のプレッシャーや緊張、心の葛藤が無意識に筋肉の硬直や動作の制御障害を引き起こすことが原因とされ、同じ動作を繰り返すことで発症しやすいと考えられています。
重要な場面やプレッシャーのかかる場面で症状が出やすいのが特徴で、野球、ゴルフ、テニス、ダーツ、卓球、サッカーなど多くのスポーツで見られ、選手生命に影響を与えることもある病なので、恐ろしいですね。
黒田選手と何があった?


発端は2015年4月25日の広島戦で、藤浪投手が黒田博樹選手に対して、2球連続で内角の高いところに危険なボールを投げてしまい、黒田選手は激怒し、マウンドまで詰め寄って藤浪投手に抗議し大きな話題になりました。
この事件の後から藤浪投手は制球が乱れるようになり、精神的にも不安定な様子が見え、多くのファンが「この時の出来事が藤浪投手の心に深い傷を残したのではないか」と考えるようになったのです。
球団の関係者やファンの間では、「もしあの時黒田選手があんなに強く怒らなければ、藤浪投手はここまで繊細にならなかったかもしれない」という意見があります。
事件直後の藤浪投手の表情は青ざめていて、その後もコントロールを乱すことが多くなったという事実もあり、多くの人がこの2つの出来事を結びつけて考えるようになりました。
また、当時の投球に故意はなく、黒田選手もその後「次は思い切り腕を振って投げてくればいい」と藤浪投手を励ましており、2人の間に恨みが残っているわけでもありませんね。
ノーコンは黒田選手のせいではない!

藤浪投手も「どう投げればいいのかわからない」「ボールを離すタイミングの感覚が消えた」と話していて、まさにイップスの典型的な症状でした。
もともと藤浪投手は踏み出す足が内側に入る独特な投げ方をしていたのですが、これを直そうとしたことで体のバランスが崩れ、ますますストライクが入らなくなって、これがかえって悪い結果を招いてしまいました。
藤浪投手のコメントで当時の認識では軽度なものだと思われていますね。↓
「世間で言われているようなイップスとは、ちょっと違うな、と。体が動かないなんてこともないですし、マウンドにも上がれているので。イップスの定義ができない以上、なんとも言えないところもありますけど、イップスというカテゴリに入るのだとしたら、浅いところだとは思います」 引用元:Number.web
この悩みは野球だけでなく、日常生活にも影響を与え、ストレスで自律神経が乱れたり、夢の中で歯が崩れるといった強い不安を感じるようになったと、藤浪投手自身が明かしています。
藁にもすがる思いで、その頃、いろいろなものを試した。目を調べ、歯を調べ、脳波も調べてもらった。メンタルクリニックや整体にも通った。だが、どこへ行っても異常は見つからなかったし、何の解決策も与えてくれなかった。 引用元:Number.web
それでも藤浪投手は諦めずに努力を続け、投げ方を見直したり、コーチやスタッフとしっかり話し合いながら、少しずつ安定した投球を取り戻そうと頑張っておられます。
最近では回復の兆しも見えてきているということで、多くのファンが藤浪投手の復活を応援されていますね!
https://twitter.com/annbagiiii/status/1944804920177385483藤浪 素直に応援してあげたい
— 岐阜の大山ファン〆虎吼 #3 (@hansinsikakatan) July 15, 2025
藤浪投手を苦しめているイップスの原因について見て行きましょう!
藤浪晋太郎のイップスの原因はなに?

藤浪投手は、その制球難やイップス的な症状について、よく「黒田博樹選手への死球が原因」という説が語られますが、実は藤浪選手本人がこの説を否定しています。
それでは藤浪投手がイップスになられた原因はいったいなんなのか調査致しましたので5つ順番に見て行きましょう!
原因① 自律神経失調症だから

藤浪投手は当時の出来事について、「眠れなかったり、夢でうなされたり、円形脱毛症になったり」という症状があったと明かしています。
さらに「軽い自律神経失調症のような感じだった」と語っており、これは単なる気の持ちようの問題ではなく、実際に体に現れた症状だったのです。
藤浪選手の場合、野球に対するプレッシャーやストレスが原因で、集中力の低下や身体能力の低下が起こり、結果として投球パフォーマンスに大きな影響を与えたと考えられますね。
原因② 極度の緊張やプレッシャーのため

藤浪選手の場合、高校時代からの注目度の高さや、プロ入り後の期待の大きさが、慢性的な緊張状態を作り出していました。
大舞台での登板、観客やメディアからの注目、チームからの期待、ファンからの声援と批判、これらすべてが藤浪選手の心に重くのしかかります。
普通の人でも、人前で発表をするときは緊張するものですが、プロ野球選手の場合は何万人もの観客や、テレビを通じて何百万人もの人々に見られながらプレーをされるので物凄いプレッシャーですよね。
このような慢性的な緊張状態は、身体の動きや感覚に大きな影響を与え、思うような投球ができなくなる原因となると考えます。
原因③ 技術的な問題があるため

投球フォームやボールのリリースポイント(手からボールが離れる瞬間の位置)の乱れが、制球難の根本的な原因となっていたのです。
野球の投球は、非常に複雑な動作で、足の踏み込み、腰の回転、肩や肘の使い方、手首の角度など、すべてが正確に連動して初めて狙った場所にボールを投げることができます。
一度このバランスが崩れると、元に戻すのは非常に困難で、藤浪選手の場合、技術的な不安定さが続くことで、それ自体が新たな精神的な不安や迷いを生み出し、さらに技術面での問題が深刻化するという悪循環に陥ってしまい、イップスの原因となったのではないでしょうか。
原因④ 成功体験の喪失・自己修正力が低下したため

藤浪選手は以前、「抜ける球はあったが、次の球で修正する自信があった」と語っています。
以前の藤浪選手は、たとえ1球失敗しても、次の球で立て直す自信と能力を持っていましたが、制球難が続くにつれて、この自己修正能力が失われていきました。
修正できない状況が続くことで自信が失われ、精神的な余裕がなくなり、1球ごとに立ち直れなくなっていったのです。
成功体験は選手にとって非常に重要なことで、それが失われることで、選手は自分の能力に対する自身を失い、精神的な不安も大きくなりイップスの原因となった要因ではないでしょうか。
原因⑤ トラウマ・恐怖体験が蓄積されたため

デッドボールを当ててしまうたびに、相手選手を傷つけてしまうかもしれないという恐怖、周りからの批判や非難、自分自身への失望感などが積み重なっていきました。
これらの恐怖体験が心に深く刻まれ、トラウマとなってしまい、無意識のうちに身体が委縮したり、投球動作にブレーキがかかるようになったりと、これがイップス的な症状を誘発する大きな要因となりました。
恐怖は人間の本能的な反応であり、危険を避けるための大切な機能ですが、スポーツにおいては、この恐怖心が逆に能力の発揮を妨げる要因となってしまうことがありますね。
いろんな困難に立ち向かっている藤浪選手ですが、日本に帰って来られるというニュースが報道されました。
日本へ帰国しDeNAが獲得か!

これは、阪神在籍最終年の2022年以来、約3年ぶりのNPB(一般社団法人日本野球機構)復帰となります。
藤浪選手は今季、マリナーズとマイナー契約を結び、メジャーキャンプにも招待されましたが、オープン戦で制球難が解消できず、マイナーで開幕。リリーフとして登板を重ね、5月以降は復調の兆しも見せていましたが、最終的にリリースされました。
DeNAは、昨年日本一となった勢いを維持するため、藤浪の獲得を早くから準備していたとされますね。
藤浪自身もNPB復帰の意思を固め、交渉が進展。7月15日にも契約合意が見込まれています。
この獲得により、DeNAは3位からの巻き返しを狙う起爆剤として藤浪に期待しており、オールスター明けの登板が予想されています。
一方で、阪神時代から指摘されてきた制球難に対する懸念や、古巣阪神との対戦時の話題性もSNSなどで注目されています。
なお、古巣阪神は現在投手陣が充実しており、藤浪へのオファーは出していなかった模様で残念との声も多くありますね。
阪神以外のユニフォームを着る藤浪を見たくなかったので辛い。
— Tolucky (@drTolucky) July 14, 2025
阪神はオファーして欲しかったな。
阪神戦以外は応援する。#藤浪晋太郎 https://t.co/MkB6Cinl9o
デイリーとサンスポが報じてないけど藤浪は流石に横浜入団っぽいね。今回は縁が無かったかもしらんけど、またいつか阪神に復帰してくれることがあれば嬉しいなと一阪神ファンとして思う。阪神の選手の中で藤浪を1番応援してた。横浜で頑張るんや。対戦できるの楽しみにしてる。また甲子園で。#tigers pic.twitter.com/lVohA8GGaV
— ちりGAMES (@cujyn000) July 14, 2025
藤浪、ベイスターズか!
— ダイさん@夏菜虎ノフ (@D98436306) July 15, 2025
今の最強投手陣に入り込む余地は無いから帰ってきても仕方ないな!
とりあえず個人的には応援するけど阪神戦では一切応援しません。私は「阪神ファン」なんで。
藤浪が阪神のチャンスでバッター抑えて拍手してる阪神ファンがいたら思い切り睨みます!
藤浪は敵なんですから。 pic.twitter.com/D0Hy8K91gG
藤浪晋太郎のDeNA獲得は、戦力強化と話題性の両面で注目されている大型補強であり、今後の活躍が期待されています。
まとめ
藤浪晋太郎投手のイップス的な症状や制球難は、自律神経失調症によるストレス反応、慢性的な緊張とプレッシャー、技術的な問題、成功体験の喪失、そしてトラウマ体験の蓄積という要因が複雑に絡み合って発症した症状ですね。
このような複雑な問題だからこそ、解決には時間がかかり、多角的なアプローチが必要となりほん大変なことです。
藤浪選手の経験は、プロスポーツの厳しさと、選手の心と体のケアの重要性がいかに大切かを感じさせてくれました。
筆者の感想
ファンは今回阪神での入団ではないことにさみしさを感じる方もおおいですよね。
しかしまた新しいファンも生まれるのではないかと筆者は感じています。
一度どん底に落ちてから這い上がる選手の方がドラマがあり面白いと感じます。
それではこれからの藤浪選手の活躍を皆さんで応援していきましょう!

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